【新唐人2015年1月20日】中国湖南省長沙市のある建築工事現場の壁に、最近33枚の汚職腐敗を皮肉った風刺画が現れました。地元市民は、これらの風刺画に描かれているのは現代中国の汚職官僚に非常によく似ていると話します。
情報によると、風刺画が描かれている工事現場は5〜6年前から放置されたままで、絵がいつ頃に描かれたかは不明だそうです。署名も日付もないとのことです。
長沙市 幼稚園教師
「絵が描かれて結構経ちます。松雅湖の畔からも見えます。汚職官僚だけでなく、孔子の礼儀などを描いたのもあります」
壁に描かれた絵は、中共政界の腐敗した様子をリアルに描いています。賄賂の要求、権力と女色の取引から二重請求、領収証の改ざんなどに至るまで、利益を得るための汚職官僚の各種手段がリアルに描かれています。
中にはこんな絵もあります。机の前に座っている財務関係者。机の上にはニセの領収書や改ざんされた伝票、二重請求のための伝票、内外が結託して結んだ契約書などが置かれています。隣には「汚職腐敗は国家も家庭も害している」との注意書きが書かれています。
長沙市星沙東六路段 住民
「現実とよく似ています。現代の官界の様子を描いたように感じます。今の官僚とよく似ています。反腐敗で高官が数人捕まりましたが、実はその下も同じです。上が捕まっても、下は何も変わりません」
風刺画は中共官界の腐敗に対する表現方法が直接すぎて、地元当局から問題視されています。風刺画が描かれている壁を塗り直すよう、広告会社に指示が出されているそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/01/16/a1169598.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)